飯豊連峰(大石山・えぶり差岳) 登山記録 2005/6/26 s.k
大石山 1,567m えぶり差岳 1,636.4m 新潟県黒川村 関川村 2名 曇り
先週の焼峰山登山から、この次は「雪解けの二王子岳」へ行こう思っていたのだが、
上昇志向(笑)の僕は、いつも見ている・・いつかは行ってみたい・・飯豊連峰へ
と向いてしまっていた。最初は単独行を考えていたが、1/50000の高原地図を見ると
登りで8時間とのこと、ここは何度も飯豊連峰を経験している弟を誘ってみた。
さしもの弟も、目的の「えぶり差岳」への日帰りは自信がないので、2時に起きて
11時までに行ける所までにしようということにして、前日は新潟より帰宅して
我が家に泊まる。長丁場となるため、多めの水と2食分食料つまみを用意し、眠りにつく。
夜中、午前2時に携帯で目を覚まし、2時半に家を出た。

6月21日に新しくオープンした胎内ヒュッテに車を停め3時20分発
ダム工事のための舗装道路を歩き、早足で登山口を目指す(40分)
足の松尾根登山口4時
最初は樹林の穏かな登山道だが、しばらくすると名前の通り松の根が張った
尾根に出る。急坂・ロープ場・岩場と続き、姫子の峰で一休み
沢向かいは、滝沢峰
4時45分
滝見場 5時20分
弟が「ギンリョウソウ」を見つけた
愛しの「イワカガミ」^^
マイヅルソウ
サラサドウダン
ウラジロヨウラクとアゴク峰
水場通過5時40分 
足元にうつむくイワハゼ
ヒメサユリが見頃
イワカガミに足を止めて、ついついシャッターを押す
大石山山頂 七時
風が強く、長袖を着る
大石山山頂から、頼母木山(たもぎ山)
大石山山頂から、門内岳(もんない岳)
大石山から鉾立峰・えぶり差岳へは物凄い強風のため、シャッターチャンスに苦労した。
高山植物が咲き乱れ、初めてみる別世界である。
ミヤマキスミレ
ミヤマキンポウゲの向こうは二王子岳
目指す「えぶり差岳」
弟も写真を撮りためている
コバイケソウ
ニッコウキスゲはまだほとんどがつぼみ
ヒメサユリがお出迎え
ハクサンチドリ
シャクナゲ
シナノキンバイ
ミヤマカラマツ
えぶり差小屋が見える

鉾立峰8時
飯豊を愛した山岳家、故藤島玄氏レリーフ
ゴゼンタチバナ
ナルコユリ
ミヤマキスミレの向こうはニ王子岳(また行くから待っててね)
えぶり差小屋下の水場でシラネアオイ
えぶり差山頂より、門内岳・北股岳
えぶり差小屋に8時30分着
水を補給し食事をして、休憩(1時間30分)
えぶり差山頂10時5分
感動の登頂!!
山頂より、えぶり差小屋・大石山・頼母木山
小屋は、近年新築したもので2階建てで綺麗。
トイレあり
雪型を見ると、4つ前の写真と同じ方向
門内・北股
南波治康氏慰霊碑
安らかに
長者平から門内・北股
視界が良くなり、一番奥は烏帽子岳か飯豊本山か
えぶり直下の大六の池
以前、弟が熊の足跡を見たそうだ
ムカゴトラノオ
コイワカガミ
少し時期が遅くなったチングルマの花
秋には、綺麗な綿毛を伸ばす
胎内ヒュッテ3時20分→足の松尾根登山口4時→大石山7時→鉾立峰8時→えぶり差小屋8時30分
(1時間30分休憩)
えぶり差岳山頂10時5分 長者平散策

下山開始10時30分→鉾立峰10時50分→大石山11時20分→足の松尾根登山口13時50分→ヒュッテ14時50


登り5時間 下り4時間20分 (山頂休憩除く)
初めての飯豊連峰最北端「えぶり差岳」への日帰り登山は、全てが順調そして花たちから感動を貰ってきました。
登山地図では登り8時間とあったので、初心者の僕には難しいと思い、ばてないようにゆっくりを心がけました。
それが良かったようで、何度も登っている弟自身も結果的にハイペースで登れてビックリです。
途中で常連さんに話を聞いたところ、登山口からは3時間30分で来るとのことで、山のつわものには関心しました。
下山後2日ほど足首の腫れと筋肉痛でしたが、3日目で完治。登山そのものより、花の名前調べに3日を要し、
これが一番疲れました(笑)
また、いつか絶対に行ってきます。出来ることなら、泊まりで・・・ 飯豊のアルバムはこちら

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