蒜場山(ひるば) 登山記録 2005/7/18 s.k
蒜場山 1363m 新潟県新発田市 単独 曇り
今日は「海の日」。人ごみの苦手な僕は、やっぱり山を目指した・・・笑
話を聞くところによると、蒜場山は5時間の長丁場とのこと。今月は都合により山を諦めていたので、足もなまっており少し不安。
朝四時に起きて、おにぎり4個、ウィンナー、札幌一番塩ラーメン、水500ml2本、ポカリスエット500ml2本をリュックに入れ4時40分出発。
ニ王子山麓から登る朝日
梅雨時の蒸し暑い朝ではあるが、山間の空気は気持がいい。
5時20分、登山口のある加治川治水ダムに到着。
3キロほど手前には俎倉山登山口、ここには焼峰山への登山口もある。
又、ダム脇を通る湯の平温泉への登山口もあるが、登山道・吊り橋が崩落のため現在は通行止め。
通常なら湯の平を通り飯豊北俣へと続く。
ダム通路を渡り、この先が登山口
登山口からダム湖を望む
5時30分登山口より出発・・・と思いきや!!

リュックを背負いながら、何の戸惑いも無く進んだ道は登山道ではなく、沢へ向かう道。
最初は道だったものの籔が続き、土石流跡の沢を越え、草薮を掻き分け湿地に出てしまった。
この先は道が無い・・諦めて引き返す事とする。40分のアルバイト

登山口に戻ると、3人組のパーティが来て挨拶する。話の中で、「この道こんな良く刈払いされて、間違っちゃうよね」って
「はい、僕が間違って行って来ました・・・笑」この先3人とご一緒させていただく。
6時15分再出発
尾根に出ると、鉱山跡のトロッコの残骸がある。
先ほどのアルバイトで、靴とズボンがびしょ濡れのためいつもより体力を使う。
尾根から「加治川治水ダム湖」を見下ろす。
春の花の季節は終わり、今回の花はこれだけ。
疲労のためシャッターを押す回数が少ない・・・
2時間を経過したあたりから、膝が痛み出す。
(花名は分からず)
9時 烏帽子岩
手前の岩岳を下ったブナ林の中、右手300mほど下ったところに水場(沢)がある。
ただし道が無いので要注意。
登山道の刈払いのための草刈機。ボランティアの方が登山道を保全してくれるから、僕らは楽しく登山できる。感謝!
10時20分山伏峰を通過、いくつもの峰を越えてようやく山頂らしきものが見えた。
10時40分 蒜場山山頂

4時間30分湿気と暑さとアルバイトで疲労困ぱい。
お昼を頂くが、水が残り少ない(300mlほど)。スポーツドリンクは喉の渇きを呼び、登山には不向きである。
山頂付近の籔の中に猿の群れが居るようで、鳴き声が騒々しく、大騒ぎしている。
山頂より、奥が「ニ王子岳」、その手前2つこぶが「焼峰山と焼峰の頭」
山頂より「飯豊連峰」
横から望むことになるので、いつも見る山なみとは違う。
11時20分、昼寝している間にガスがかかってきて、視界が悪い。
早々に下山開始。
12時30分烏帽子岩
13時30分水場で給水。道の無いブナ林を何度か転びながらたどり着く。
距離にして、300m程か、場所が分からず往復40分ほどかかった。
なんとビールが3本、沢に冷やしてある・・先ほどの刈払作業の人と思われ。
13時45分岩岳
右膝が痛く、思うように歩けない。ずっとカニ歩きが続く。
15時45分登山口下山
下り4時間30分
今回は、尻もちが数度、岩場を転倒、危うく転落一回。
枝に刺された傷跡と、転倒の擦り傷です。僕の生足(笑)
毛が無いって?とんでもない・・・毛がだらけ(ダジャレ)
コースタイム(トラブル続きで参考にならず)
登り
登山口6時15分→岩岳8時→烏帽子岩9時→山伏峰10時20分→蒜場山山頂10時40分
下り
山頂11時20分→烏帽子岩12時30分→水場13時30分(40分消化)→岩岳13時45分→15時45分下山
登り4時間30分 下り4時間30分
都合によりしばらく登山を諦めていたが、この連休思いかけず1日時間が取れました。
長丁場とは聞いていましたが、梅雨時・・平場では真夏日、取っ掛かりのアルバイトもあり、体力の消耗がきつかったです。
平成9年に登山道ができたばかり、今回は丁度刈払い中で綺麗な登山道でしたが、タイミングが悪いと
烏帽子岩から先は岩場と籔続きと思われます。もう少し早い時期、5月くらいが一番良いのかもしれません。
あとは紅葉の時期でしょうか。
今回は登りから膝を痛めて、つらい下山となりました。下半身強化と減量をしていつかまた行きたいものです。・ アルバムはこちら

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