飯豊連峰(門内岳・北股岳) 登山記録 2005/9/18〜19 s.k
門内岳1887m 北股岳2024.9m 福島県 単独 晴のち雨
前回(9月3日)の頼母木山登山で飯豊へはあと来年と考えていたが、連休にいてもたってもいられず飛び出した。天気予報では寒冷前線が近づいており、崩れそうな天気図ではあったが里の天気はまあまあ(後に稜線に出ると激変)。
前日に野球の保護者会があり、生ビールを5杯頂いてすこーし二日酔い気味も、三時半起床登山口のある山形県小国町の長者原へ向かう。一泊の予定でシュラフも加わり12キロの荷物、新品のリュックが破裂しそうだ。(°°;)
1時間半、愛車のクレスタを飛ばし登山口には5時50分着。
ここ長者原からは、「丸森尾根」「梶川尾根」「石転び沢」「大ぐら尾根」の4コースがある。
6時、丸森尾根を登る。
尾根への取っ掛かり岩場の急坂が40分ほど続く。下山で通る場合は注意が必要。
7時50分「夫婦清水」
登山道のすぐ脇にあり、便利のいい清水である。朝食にしておにぎりにぱくつく。
10時30分(ここまで4時間30分)地神北峰
ここから稜線となる。日本海から吹き付けるガスと、物凄い強風で真っ直ぐに歩けない。
11時 地神山山頂
ガスは一段と強くなり展望は無理のようだ。
11時30分 扇の地紙(梶川尾根出合い)
5時間かかって登ってきた新潟の女性単独さんと挨拶し、飯豊の話や日本平の話など30分ほど談笑する。
彼女は今日日帰りで、来週の北アルプスのための足慣らしで登ってきたそうだ。
昭和63年11月6日 田辺康二26歳 合掌
なんと慰霊碑の多いことか・・・
エネルギー補給はこまめに(おにぎりパクパク)
お花畑はほぼ終わりになり、稜線の東側で「ヤマハハコ」の群生
12時20分 門内小屋
現在、飯豊連峰の小屋は改築増築中のようである。
御西小屋は先日竣工し、今日は混雑している模様。
風が強く20分ほど避難する。
今日の目標はここまでだったが、まだ時間があるので北股へ行くことにする。40分出発
門内岳山頂
子供たちの活躍と家族友達の健康、仕事の繁栄を祈願
1時30分 北股岳山頂
再び祈願
2時 梅花皮(かいらぎ)小屋
しばらく北股を下り、ガスの中から突然姿を現す。
この先、3時間掛けて「御西小屋」まで行っても、混雑しているそうなので今回はここで泊まることにする。
先客は二階に数名、一階には僕と後から到着した福島県郡山市から来たと言う女性5人組(二泊目)。
管理人に宿泊料1500円を支払い、荷物を整理してコーヒーを飲みゆっくり休む。
水場は小屋から20mの所にあり、冷たくていい水である。
おもいおもいに夕食を取る、今夜の食事は味噌ラーメンと明日用を兼ねた五目御飯。
一番美味しかったのは、女性から貰った「梨」笑 それはそうと女性達は賑やかなものだ。
日も暮れた頃、ダイグラ尾根から登って本山を経由12時間かけた男性が到着した。
それと、管理人に届いた情報では「石転び沢」を一人で登っている人がいるとのこと、
この人はとうとう小屋へは来ず、この風雨の中ビバークしたものと思われる。
5時30分に就寝、着替えてシュラフに入っても寒く、フローリングの固さも手伝い眠れない。
女性5人と同部屋も初体験で、うとうとしていたら襲われる夢を見てしまった・・・
外は大嵐である。
 
女性のいびきを子守唄に眠れないまま朝を迎える。
風雨は一層強まり全員様子を見ていたが、6時を過ぎた辺りからポツポツと出発し始める。
6時30分出発
7時40分 門内小屋避難
8時10分 扇の地紙 梶川尾根を下る
8時40分 梶川峰
9時20分 五郎清水(補給せず)
 
梶川尾根から、万年雪の「石転び沢」を望む。
アイゼン、ピッケル必携で一番登山者が多いが、事故も多く一人では登る気になれない。
9時40分 滝見場
10時20分 湯沢峰
11時30分 下山
 
丸森尾根登山口6時→地神北峰11時→門内岳12時50分→北股岳1時30分→梅花皮小屋2時
一泊
梅花皮小屋6時30分発→8時10分扇の地紙→8時40分梶川峰→9時20分五郎清水→10時20分湯沢峰→11時30分下山
登り8時間 下り5時間
今回は気ままな予定外の登山でしたが、天気予報だけはしっかり見たほうがいいです。
それでも益々夢が膨らむ飯豊登山となりました。今度は本当に来年かな〜
登山口には「飯豊山荘」があり温泉も入れるのですが、着替えを忘れてパンツ一枚では・・・我慢して自宅へ直帰。
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