飯豊連峰(大石山・頼母木山) 登山記録 2005/9/3〜4 s.k
大石山 1,567m 頼母木山 1,730m 新潟県胎内市 単独 曇り
寒冷前線が近づいている中、仕事を早退して飯豊へ初の一泊登山。

日暮れまでには頼母木小屋へ入らなければならないので、走り走り用意をして車を飛ばし12時20分胎内ヒュッテに到着。
ヒュッテ発12時30分、ダム工事用の道路を早足で40分。足の松尾根登山口を1時10分に登り始めた。
二度目の足の松だが、体が鈍って久しぶりの登山でもあり、息切れが激しい。
9月とは言え気温は30度、3リットルの水も半分を飲んでしまい、道中唯一の水場で補給する。
看板には780m下ると書いてあるが、78mの間違いのようである。
それでも疲れきった身体には、水場への急坂は非常にこたえる。
3時50分
今のところ心配した雨も降らず、気温も下がってきて幾分歩き易い。
登山道をガスが覆う。
大石山頂到着。ここまで来れば、あとは縦走となるので楽チンである。
日暮れ前の大石には誰も居ません・・・myシャツと記念撮影して先を急ぐ
5時30分
大石から頼母木へ向かう道、ガスで先が見えない。
ガスはかかるものの雨は降らず、日暮れまで30分しかないがお花畑で駆け足で写真を撮る。
ハクサンフウロ
夏の終わり、まだまだ沢山の花たちが待っていてくれた。
ハクサンイチゲ
ハクサンオミナエシ
マルバコゴメクザ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマトリカブト
ナナカマド
タカネマツムシソウ
ハクサンシャジン
(タカネツリガネニンジン)
ウメバチソウ
シオガマギク
山の上に頼母木小屋が見えたが、カメラを出している内にガスに覆われてしまった。
6時15分
日が暮れて明るい内に到着。ギリギリセーフ・・・頼母木小屋
7人くらいの先客が居て場所が狭い。軽く挨拶したところ
女性から「ここ空いてますよ」
男性から「2階なら誰も居ないよ」と声がかかり、判断を間違い2階へ行ってしまう。
(翌朝、挨拶したら女性は単独登山でした、歳は同じくらい)

アルファ米の夕食は非常にまずく、インスタントラーメンが恋しい。
携帯電波はムーバで2階だと届いたが、1階でも外に出ても圏外である。
小屋の布団を使わせてもらい眠りにつくが、寒さと外の風音が気になり夜中まで眠れない。
朝方に、吹雪で帰れなくなる夢を見る。
4時30分起床 外はガスで真っ白
5時30分
朝食は取らずにガスの中、門内への縦走開始。

平成3年5月黒田文雄氏慰霊碑 合掌
一瞬、ガスが途切れ綺麗な谷間が顔を出す
雨が降り出す
オヤマリンドウ

この辺りには「イイデリンドウ」もあるはずだが、雨のため探せず。
5時50分 頼母木山山頂

この先、6時15分丸森登山道合流、地神山北峰

6時30分 地神山を目前に雨足が強まり、縦走を断念
7時30分 頼母木小屋に戻る。
小屋の手前で ナンブタカネアザミとミツバチ
まだ、皆さん小屋に滞在し天気の様子を伺っていた。
朝食を取り、皆さんを見送り最後に女性の単独さんを見送って、一番最後に下山開始。
 
胎内ヒュッテ12時30分→足の松尾根登山口1時10分→姫子の峰2時20分→水場3時50分→大石山頂5時30分→頼母木小屋6時15分

5時30分〜7時30分 縦走

頼母木小屋8時10分→大石山8時40分→姫子の峰11時→登山口12時→ヒュッテ1時
(休憩込み)登り5時間30分 下り5時間

部下に内緒で(後で白状したけど)・・・早退しての飯豊・頼母木山です。
寒冷前線が真上に来ているのに、天気も省みずの強行軍。それでも初めての一泊登山は満足行くものでした。
夏の終わりの飯豊は、ガスに包まれ神秘的な中にもまだ花の楽園が僕を待っていてくれました。
また来年も来るからね・・・
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