飯豊連峰(えぶり差岳) 登山記録 2009/6/3 s.k
1636.4m 新潟県関川村 単独 曇り
4時起床 天候は曇り

今日は貴重な水曜日休み。
飯豊連峰大石山のハクサンイチゲは、毎年6月の第一週あたりが見頃となります。
今年は暖冬で雪が少なかったので、少し早めに行ってくることにします。
水は2リットル、ウィダーインなどの行動食とコンビによりおにぎりとパンをリュックに入れて、

4時40分自宅出発
奥胎内の舗装されたダムサイト道路を、ヘアピンカーブにハンドルを切り山の中へと走る。

5時30分胎内ヒュッテ着 先行の車は8台

同時に仕度していた青年と挨拶を交わし、ヒュッテ玄関に設置された登山者箱へ登山届を投函して、ここからは舗装道路を歩く。
去年はここを自転車で進み、結局最後に体力切れの原因となったので、今回は準備運動にもなるし歩きで登山口へ向かう。
奥胎内はバードウォッチングのメッカでもあり、数人が道路に陣取り望遠カメラを立てたり、集音器をセットして林を見つめていた。
小鳥のさえずりは爽やかで気持ちが良いのだが、集音器のそばを熊鈴を鳴らしながら歩くのは心苦しい・・・
6時10分登山口 

数分遅れで登山口に着いた20代とおぼしき青年は、三条市から来たとの事。
ここは初めてだと言うので、そしたら一緒に行きましょうと見栄を切ったものの、一回目の休憩でお先にと追い越して行った。
若いってそれだけでうらやましい〜〜〜

7時10分姫子の峰

ここまで一時間。どうしても慣れるまでの前半は、メタボ気味の身体に効く。
8時滝見場

二つ峰がだんだん大きくなる

登山道は爽やかな匂いと思うでしょうが、案外猿のウンチとかがあって臭い。おまけにハエも居るのだ。
胎内尾根の二つ峰が大きくなってくる。

8時35分水場

残雪の上で朝食とする。

9時20分イチジ峰
下山の夫婦連れとスライド、昨夜のえぶり小屋は6名の泊まりだったそうだ。
上はイチゲが満開だよと教えてくれた。今日登って来て良かったと思う。
10時10分大石山

体力は限界に近い。リュックをここにデポして、サブバッグに食料と水を入れてエブリへ向かう事とする。
ここからは、素晴らしいハクサンイチゲの群生が見れた。
これが見たくてここまで来た。残雪とハクサンイチゲのコントラストは、何物にも替え難い。
これこそ「天空の楽園」
去年は、この楽園で昼寝をして引き返したが、今回は身軽なこともあってまだまだ行ける。
ハクサンイチゲ
大石山から鉾立峰とえぶり差岳を望む
ハクサンイチゲとえぶり差岳
11時鉾立峰

ハクサンイチゲは満開 シラネアオイ ミヤマスミレ キジムシロ イワカガミ などが見れた。
アゴク峰・二王子岳
大石山・頼母木山・地神山
ハクサンイチゲ・アゴク峰・二王子岳

11時40分 えぶり差岳山頂

水場へは残雪を相当下らなければならない。まだ水は十分と考え、残雪をペットボトルの水に入れ冷やすとともに水の量を増やしておく。
小屋には誰も居ず、一人でしばし目をつむって休んだ。
長者平・権内尾根方面
切り立った大熊尾根

12時10分 下山開始

えぶりよ、またな!

1時大石山

2時10分水場

2時40分滝見場

3時15分姫子の峰

3時55分登山口下山

ダム工事の交通整理人と会話を交わす。
その先にはお猿さんの群れが食事中・・・
ゆっくりと距離を縮めて行くと、むしった草にオシッコにウンチに・・ おおばらこくたい(大散らかし)

4時40分ヒュッテ到着

ダムの発破予告サイレンが絶え間なく鳴り響く。
去年設置されたと思う「英三の峰」の標識位置が地図と違っていたことを、ヒュッテの人に告げた。
まだ観光課の登山道確認が済んでいないので、伝えて置くとの返答があった。
お風呂 600円
ここは静かなホテルで、保養にもいい所だ。

帰宅後は後片付けをしながら、動こうとしても足がフラフラする。
相当なダメージを受けているようだ。
登山レポートも何もせず、湿布を足に貼りまくり早寝をしたところ、翌朝の筋肉痛はさほどでもない。
まだまだ身体は若いか!

今年二回目の飯豊、これからが高山植物の花盛りとなる。 good luck!

ヘッポコ登山記録
 
飯豊の花たち
ギンリョウソウ
チゴユリ
カタクリ
イワナシ
イワウチワ
ハクサンイチゲ
イワカガミ
シラネアオイ
ハクサンイチゲ
ミネザクラ
イワカガミ・ハクサンイチゲ
ミヤマスミレ