前々日の天気予報では一日中雨、それが昨日の午後からの天気予報で、午前中は曇りでお昼前から雨の予報になっている。
天気図を確認してみると、梅雨前線は北上するものの日本海側は高気圧に覆われてくる。
多少の雨は覚悟して、初めてとなる「鏡山」を目指した。
鏡山は、飯豊本山から駒形山、御西岳から大日岳の主稜線、飯豊連峰の心臓部とも言える山並みが眺望できる。
御西岳直下の万年雪を望むことが出来るし、今の時期は飯豊全体に残雪と緑のコントラストが美しい。
4時40分 自宅出発
6時25分 弥生集落通過
山菜の時期が終了したからなのか、林道入り口の鎖ゲートは開放されていた。
閉鎖されていても隣接する民家にお願いすれば開けてくれるのだが、こんな早朝では申し訳ないので、当初はここからの徒歩を予定してた。時間短縮となりありがたい。
この先の林道は車で20分。徒歩だと1時間半くらいだろうか。
悪路を慎重に進みカーブで先が見えなくなる所に、車道の両脇が広くなっている駐車スペースがある。
乗用車であれば、ここに停めた方が無難である。
この先はさらに悪路となり、車の腹を何度となく石や岩がこすり冷や汗をかく。
最後にはスリップして前進できなくなり、通り過ぎた駐車スペースまでパックで戻る事になる。
左手は沢となっているので、ゆっくりとバックしなければならない、気持ちのいいものではない。
何とか車を停めて、準備をして歩き出したものの、今度は車のキーをトランクに付け忘れてきた。
引き返して20分の時間をロスしてしまった。
初めての山では、様子が分からず何かとトラブルがあるものだ。
さらに林道歩きを15分
7時15分 林道終点が登山口となる
登山口には雪崩のデブリ残雪があった。
林道でかなりの高度を稼いでいるので、登山道に入るとブナの根と落葉でフカフカの広い傾斜も程よい登山道となる。
飯豊山塊に入る場合、いきなりの急坂が普通であるが、ここは身体に優しい・・
あるサイトでは、ハイキングコースなどと解説してあった。しかし、山を侮ってはいけない。
7時35分 弥平四郎分岐
7時50分 清水場
清水は登山道のすぐ下で利用しやすい。水場の上部が確認出来ず、どこから清水が出ているのか見えなかった。
水は美味しい。
ブナの巨木が点在し、その木の下だけガスからの水分が葉を伝わり水滴になり落ち、登山道が濡れている。
ブナの木は、山に水を溜め込む重要な働きを持っている。
8時40分 鏡山 山頂
山頂は広く刈り払われており、休む場所には困らない。ただ、じっとしていると虫がまとわりついて来て、追い払うのが煩わしい。
ガスで一面覆われて、飯豊を鏡に映すと言う素晴らしい眺望は完璧に閉ざされてしまっている。
山頂から、西会津の知り合いにメールをしたところ、今日腰の手術をするとのこと。
飯豊に手を合わせ、手術の成功と病気の完治を祈願した。
食事をとり、さて下山と思いリュックを背負い振り返ると・・・・
なんと、そこにはガスが切れかかり飯豊の主稜線が顔を見せているではないか!
そのままガスが晴れるのを待つこととした。
一時間待ったが、時折御西岳が見える程度で、大日岳側は雲が湧き上がり、飯豊本山側はずっとガスに覆われたままである。
ガスの切れ間からは、御西小屋がゴマ粒のように見える。
写真を数枚撮り、下山することとする。
9時30分 下山開始
10時10分 登山口下山
途中、熊谷からの登山者2名とスライド。ノンストップで下山した。
10時25分 車に到着
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弥生方向と弥平四郎方向の分岐に立つ標識 |
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車一台分スペースまでバックして停めた |
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登山道入り口 右側はデブリ、沢を渡り登山道となる |
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登山道 弥平四郎分岐 |
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登山道の様子 |
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清水場 このすぐ下 |
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ブナの巨木が点在 フカフカの登山道が雫で濡れている |
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ギンリョウソウは多くあった 中でもこれが可愛い |
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向きを替えて もう一回 |
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山頂 登頂時は一面ガスの中 |
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三角点 |
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1339m |
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疣岩山(いぼいわやま)への登山道 |
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おおおおお!見えた!!! |
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駒形山かな |
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飯豊本山は雲の中 |
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だんだん見えてきた 御西岳 |
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じらすな〜 カメラの電池が切れそう・・・・ |
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いい感じ〜 もっと晴れろ〜 黒いポチは虫 |
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これが最高でした 御西の稜線 |
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大日岳はとうとう姿を見せず |
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ノウゴウイチゴが可愛い実を付けていた |
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登り 1時間25分
下り 40分
体力的には物足りなかったが、中二日の登山でもあり丁度良いトレーニングとなった。
次回は、是非とも天気の良い日に登って、飯豊の眺望を堪能したい。
アフター登山は、鹿瀬温泉「赤湯」で汗を流し、「赤湯ラーメン」でエネルギーを補給。
お昼寝をして、2時半に帰路に着く。
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ヘッポコ登山記録 |