谷川岳 登山記録 2009/7/12 s.k
1977m 群馬県 単独 曇り

前夜の友達との食事会が楽しく、10時に帰宅して布団に入っても眠れないまま出発予定時間になってしまった。
今日は、群馬県と新潟県の境、関越トンネルの上にそびえる「谷川岳」を目指す。

午前3時 自宅出発

天候は曇り、準備はしてあったので素早い出発だ。

自宅から数分のインターから高速道路日沿道を南下し、関越道を走ること2時間30分。
水上インターで下り、25分ほど水上温泉沿いを北上するとロープウェイに到着する。

6時 谷川岳ロープウェイ 土合口駅 到着

まだ駅は開いておらず、寝袋で寝ている人が2名、外で景色を眺めている人が数名。
しかし始発時間が近づくに連れ、登山者が増えてくる。

ロープウェイ始発 7時10分

平成17年に新装された新しいロープウェイだそうだ。
1ゴンドラの定員は20名。

7時20分 天神平駅到着

緑のスキー場ゲレンデでは、ニッコウキスゲがポツポツと咲いている。

最初は平坦な道が続き、トレッキングコースのようだ。

7時50分 熊穴沢小屋

ここより登り一辺倒の、岩とごろた石の登山道となる。
岩の角は黒光りして滑りやすいし、石は浮石となって歩きにくい。

8時25分 天狗のトマリ場

軽く食事をする。

8時48分 天神のザンゲ岩

数人の登山者と、「何をザンゲしましょう・・」などと冗談を飛ばす。
ほとんどアップダウンは無く、ただただ登るだけ。岩を登っては浮石の上り坂が続く。
8時58分 肩ノ小屋

この辺から高山植物が見られるはずだが・・・ たいした事がない。期待外れだった。
仙ノ倉山方面
展望図

9時4分 トマノ耳

小雨が当たり風が強くなってきた。
笑顔の可愛い単独女性と写真を撮り合う。
谷川岳の山頂は獣の耳のように、二つのとんがりから成っている。
一旦下り、最高峰のオキノ耳に向かう。

9時15分 オキノ耳(谷川岳山頂)1977m

ここが山頂だ。山頂から左手の「一の倉沢」右手には「マチガ沢」
いずれも1000mの断崖を切れ落ちており、吸い込まれるような絶壁だ。
下の沢が、細い糸のように見える。
一段と風が強まり、体感温度が下がる。長袖を着て下山する。
下山は、宇都宮からの単独男性と世間話をしながら下った。

9時30分 下山開始

9時45分 肩ノ小屋

何組か、小学生くらいの子供連れが登っていく。
体力的には行けるだろうが、登山道での怪我などを考えると、小学生を連れてくるのは大人のエゴではないかと思う。
写真を撮り合った女性を追い抜く。雨が心配で、山頂へは行かなかったとの事。
山は逃げませんから、また機会があるでしょう。

下りでは浮石に足を取られないよう、しっかり踏んでの早足だ。

10時3分 天狗のトマリ場

ここまで100人くらいの登山者であったろうか。
徐々に登ってくる人が減ってきた。

10時50分 天神平駅
この時間は、一般の観光客が思い思いに高山の空気と景色を楽しんでいる。

同行した宇都宮の男性は、ここから土合口駅まで1時間15分歩いて下山した。
ニッコウキスゲ
ミヤマキンポウゲ
ヨツバシオガマ
サラサドウダン?
ハクサンシャクナゲ
ハクサンフウロ
ウスユキソウとマチガ沢

カラマツソウ

一ノ倉沢
日帰り温泉 湯テルメ

登り2時間 下り1時間20分

下山後車で15分ほど、一の倉沢出合いまで足を伸ばした。下から見上げる「一の倉沢」は怖いくらいの絶景。
ここをロッククライミングで登るのだから、スゴイ・・
飯豊の井上さんのホームページにクライミングの様子が紹介されいたのでリンクを張る。

http://www.iideasahi.jp/ka153.htm

http://www.iideasahi.jp/ka154.htm

ロープウェイを使っての登山では、体力的にも物足りない山行となった。
期待した高山植物もイマイチ、ただ景色は素晴らしく百名山の名にふさわしい。

山頂では、写真を撮ろうとして足を踏み外すと1000m落下するので、端には寄らないように。

谷川温泉「湯テルメ」で汗を流し帰路に着く。


記録
行き3時間
帰路4時間(途中数度仮眠)
走行距離 440km 燃費23km/L
駅駐車代       500円
ロープウェイ代 往復 2000円
高速代     往復 2000円
温泉代        550円
食料代        2000円

ヘッポコ登山記録