飯豊本山敗退(大日杉コース) 登山記録 2011.7.17 s.k
2105m 福島県山都町 単独 晴れ


3時 自宅出発

4時30分大日杉到着

駐車場は既に満杯状態

4時50分 登山開始

5時38分 長之助清水

とにかく暑い、朝から蒸し風呂状態に加え背後から朝日に照らされる。

リュックに水は入っているが、水場ごとに清水の冷たい水を飲み、頭から水を浴びる。

5時50分 御田

7時30分 地蔵岳

きついこの登りを登り切り、山の景色はいいが身体は脱水症状で足が重い。

7時50分 語らいの丘  (既に去年より30分遅れ)

9時10分 御坪 (去年より1時間遅れ、木陰で仮眠大休憩)

いくら水分補給しても、体内吸収が悪い。
熱中症気味、ここで電解質経口補水液を飲み干す。

9時38分 御沢 雪渓コースに入る

ここまでの蒸し風呂とは違い、雪渓から吹き降ろす風が涼しくて気持ちいい。
夏道から沢に降りると、丁度雪渓の終点でドンピシャリ。
軽アイゼンを装着して、一歩一歩前へ進む。
前方より、男女3名が下りてきた。見るとアイゼン無し。
中付きの雪渓上部はドーム型になっていて、コース取りに迷ってしまう。
何とか上部に上がったものの、夏道を見つけられず草薮をほざいて稜線に上がった。
上部からコースを確認してみると、ドームを越えずに右手にトラバースすれば小屋への夏道に入ることがわかる。

10時35分 切合小屋
ここの水は、沢水を長距離ホースで引いていて、ホースが日光に照らされるため温くなってしまう。

11時20分 草履塚 (去年より1時間30分遅れ)
ここで休んでいた人と会話すると、切合小屋で1泊して今日本山をピストン、そのまままた切合小屋に1泊するとの事。
「貧乏人は日帰りです」と言うと、この予定にビックリ仰天していた。
電波状態がいいので、平場に居るナビゲーターに電話する。
ここから本山まで1時間30分掛かるが、今日の体調と下山を考えると無理は出来ないと指令を受ける。
本山を見渡せる草履塚の先のピークで、大休憩し本日はここまで。
今の自分の心を写すように、最後まで山頂はガスの中だった。

15時 地蔵岳

16時45分 下山

登りで追い越され下りで追いつかれた岐阜から来たと言う青年は、3連休に1日有給を足して、鳥海・月山・飯豊・朝日の4山をそれぞれ日帰り。
しかし下山で足をくじいてしまい、明日の朝日は諦めると真っ赤に日焼けした顔をほころばせて見せた。
彼は山頂まで届き、本山小屋清水はいつもなら手が痛くなるくらい冷たいのに今日は温かったとのこと。
地震の影響で水脈が変わったか・・彼も、今日の飯豊の厳しさに苦笑いだ。


リュックは日帰りフル装備にプラスアイゼンとデジイチカメラ。
経口水も持って行ったので、去年より3kgほど重い。
最近の睡眠不足と連日の山行の中、本山を強行していたら下山はヘッデンの必要な7時過ぎとなっていたであろう。

登り 6時間30分 (草履塚まで)
下り 5時間
実行動時間 12時間

悔しい、初の本山日帰り敗退・・・

またいつか挑戦出きるか、気力と体力が充実していないと難しい。




 
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