荒沢岳 |
2013/8/28 s.k |
1969m 新潟県魚沼市 |
雨のち曇り 単独 |
二百名山 日本百名山の深田久弥も登る機会を逸した秘境の山。 ウィキより 荒沢岳に直接登る登山ルートは、銀山平から前山(1,090m)・前ー(まえぐら、1,536m)の2つのピークを経る1本のみである。鎖場や濡れた岩場、さらに鎖さえもない難所があるため、登山の際は慎重な行動が必要である。所要時間は往復で約8時間。 山頂は狭いが、眺望は抜群で、越後三山・巻機山・未丈ヶ岳・守門岳・浅草岳・平ヶ岳など、360度の展望を楽しむことができる。 下山の際は、難所の通過は登りの時以上に細心の注意が必要である。前ー付近では、転落死亡事故も発生している。 荒沢岳山頂から先には、兎岳・中ノ岳へと続く縦走路がかつてあったが、手入れがされないまま藪となり、水場もない。 岩場までの登山道は綺麗に刈り払いされていて極一般的な登山道だったが、「これより岩場注意」の看板から核心部となった。 梯子・鎖・ロープの連続。滑ったら奈落の底まで滑落する。 三点確保を確実に一歩一歩岩に足を掛けて登るが、岩にステップなど切って無くて自然のままだ。 足の届かない所は鎖にぶらさがり僅かな凹凸を足がかりにする。 登り後半のほぼ垂直部分も長く、上腕の筋力も必要。登り終えて僅かに膝に震えを感じた。 登りの間雨が降りやまず、山頂でもガスに覆われ眺望は無い。 15分休憩して下山とする。 下りの岩場では更に神経を使う。 後ろ向きで下りるが、身長172センチの身体でも足が届かない。 鎖の途切れている場所やスラブ(滑り易い一枚岩)もあり慎重に時間を掛けて下る。 この岩場の標準タイムは40分とあるが、今回は登り下りいずれも50分を要した。 今回初めて登ってみて、この荒沢岳で死亡遭難事故が発生する理由が解った気がする。 僕の登山レベルでは単独が精一杯、コミュのメンバーを連れて来ることは出来ないし、将来再び登ることもあるかどうか。 雨の中、本日の登山者は我一人であった。 6時10分
開始 6時46分
前山 7時41分
岩稜 8時32分
岩稜終了 8時34分
前ー(まえぐら) 10時 荒沢岳山頂 10時15分
下山開始 10時45分
ようやくガスが流れ晴れ間が覗く 11時22分
前ー 11時24分
岩稜 12時13分
岩稜終了 12時51分
前山 13時16分
下山 登り 3時間50分(標準タイム5時間30分) 下り 3時間(標準タイム4時間10分) |
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前山から上部を望む |
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山頂手前のだまし峰 |
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山頂 後方に兎岳へと通じる道があった |
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本日 一人だけの登山者 |
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奥只見湖 |
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奥の尖った山が未丈ケ岳 |
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山頂部は最後までガスに包まれたまま |
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万年雪全景、雪渓下部まで車で来れ駐車場から徒歩20分 |
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2008年9月15日 中ノ岳から望んだ朝の荒沢岳 |
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